山東省煙台市に、1角(約1.3円)で本のレンタルを行う店がある。文化宮広場にオープンして1ヶ月の本屋には「1角で読書 店内には1万冊以上あり」と書いたポスターが張ってある。
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店内のレンタルスペースには、7、8個の大きな本棚があり、ベストセラー作家の小説集や武侠小説(武術に長け、義理を重んじる人々を主人公とする小説の総称)、ネット小説や国内外の名著などが並べられている。
会員規則を見ると、会員は年会費36.5元、カード発行費3元、敷金20元を支払えば、毎日1冊の本を借りることができるということだ。
この安価なレンタルに対し店主は「安いのは悪いかな?」と冗談交じりに答えた。
知名度の低さ・ジャンルの偏りが課題
1時間の観察の結果、一人しかレンタルスペースで見られなかった。もちろん、オープンから1ヶ月で知名度が低いことも考えられる。
ただ、レンタルではなく本を購入した人に話を聞くと「レンタルできる本は偏っているし、時代遅れなのでいらない」と言う声もあった、
※1元=約12.7円(8月3日現在/1角=1元の10分の1)
「租书行当日渐萎靡 "一毛钱租书屋"现身烟台」
大众网(中国語)
http://www.dzwww.com/rollnews/shandong/201008/t20100802_6462177.htm