広東省の佛山市で、住居用コンテナハウスが一日あたり6元(日本円=約77円)で貸し出されている。
広佛肇経済圏建設によって、いま佛山市では数多くの建設工事が行われており、大きな市場であると考えた得労斯コンテナ会社は、佛山市に支社を設けたそうだ。
このコンテナハウスの幅は約3m、奥行き6m、高さ2.8mで中には5台の2段ベッドがあり、エアコンの取り付けも可能となっている。
一度に10人まで収容できるこのコンテナハウスは、敷金12000元、レンタル料1日6元で120日からレンタルできる。
得労斯コンテナ会社社長の陳光芝氏は次のように述べている。
「現在13個のコンテナハウスが佛山市内各地に貸し出されており、すべて工事期間中の臨時宿泊施設として利用されている。
佛山市には今のところコンテナハウスのレンタルを行う私営企業はないようだ。我々の深セン市の会社で貸し出す場合、物置や小売店開業のために利用されることが多い。
もし佛山の不動産価格がシンセンのように高騰した場合には、コンテナハウス蟻族が現れるかもしれない。」
※蟻族とは、大学を卒業後に安定した職に就けず、劣悪な環境で共同生活を続ける中国の若者のこと
※1元=12.8円(7月21日現在)
「佛山现“蜗居”集装箱」
南方网(中国語)
http://news.southcn.com/d/2010-07/20/content_13952463.htm