上海万博会場には、老人や小さな子供連れ、障害者向けの優先ゲートがある。ただ並ばずに見て回ることができるために、本当は必要がないにも関わらず、ワザとベビーカーや車椅子を借りる「ニセモノ」がいる。
証明書の提示と預かり金制度で対応
この問題に対して上海万博局の洪浩局長は、例えば車椅子を借りる場合には、障害者の証明書などのレンタル理由がわかるような証明書の提示、および保証金を預かる制度を設けることを発表した。
万博会場では、以前1000台程度しか見られなかった車椅子だが、今では4000台ほども見られ、その一部は観光客が家から持ってきたり借りたりしてきたものだという。
文明的な意識を高めていく
車椅子を利用する人々の多くが、本当に障害者であったり、お年寄りであることは事実である。ただし少数の「ニセモノ」もいて、悪い影響を及ぼしている。
洪浩局長は、「宣伝や教育などを通して万博会場の文明的な雰囲気が形作られていき、このような現象が減っていくことを願う」と話している。
「世博园租轮椅要看证件交押金」
解放牛网(中国語/ニュースサイト)
http://www.jfdaily.com/a/1119569.htm上海万博(日本語)
http://jp.expo2010.cn/