浙江省紹興市諸曁市の農村に暮らす応さん(72歳)の家の電話はいま、ホットラインと化している。すべて上海万博期間中の宿泊希望の問い合わせだ。
同郷の人たちが上海万博を見に行くのに便利なようにと、応さんは上海市内に毎月1800元で家を借り、諸曁市から上海万博観光に行く人へ無料で貸し出している。7月初旬から貸し出す予定だが、すでに100人ほどの予約が入っている。
人の家に泊まるといっても不便はあるだろうし、ホテルでは宿泊料金もかかる。宿泊費がネックとなり万博へ足が進まない人もいるのではないかと考え、上海万博閉幕まで中山公園付近に家を借りるという。
亡き夫と過ごした上海への強い思い
応さんは政府からの月60元の補助金と、亡き夫が残してくれた貯蓄や子供の扶養で生活をしている。同郷であった夫とは上海で知り合い、結婚や出産した。結びつきの深い上海で万博が開催されることにとても感激しているし、万博へできることは何でもしたいのだという。
「浙七旬老太上海租房让观博同乡免费入住」
东方早报(中国語/ニュースサイト)
http://www.dfdaily.com/node2/node22/node258/userobject1ai224609.shtml上海万博(日本語)
http://jp.expo2010.cn/