全国JA初のレンタル事業
JAいずも(島根県出雲市)は、2010年5月中旬から水稲用直播機のレンタル事業を開始した。直播機のレンタル事業は全国のJAで初めての試み。
この田植機は、筋状に播く条播(じょうは)ではなく、等間隔で種子を播く点播(てんぱ)方式を採用しているのが特徴。苗が育つと通常の田植のように間隔が空くことで、風通しが良くなり、苗倒れを防ぐ。
コスト低減や省力化、鳥害被害の軽減を見込んで
JAいずもは今年3月に、鉄コーティング種子大量製造機をレンタル導入。直播栽培の普及拡大と、機械導入の低コスト化を図った。
「鉄コーティング種子」とは鉄粉処理した直播(ちょくは)用の種子で、育苗管理がいらず、コスト低減や省力化などが見込めるほか、鳥害被害の軽減、農閑期に大量生産しても長期保存できるなどのメリットがある。
今年度JAいずも管内では、鉄コーティング種子による直播水稲栽培を約27ヘクタールでで実施する。
JAいずも
http://www.jaizumo.or.jp/