ベビールームに置かれたウォーターサーバーによるやけど
消費者庁がこのほど、昨年12月、埼玉県でウォーターサーバーによる幼児のやけどの事故があったと発表した。
この事故は、ショッピングセンターのベビールームに置かれたウオーターサーバーの温水レバーを2歳の女児がひねり、左手に重いやけどを負ったもの。
幼児のやけど事故が他にも2件
同庁によると、レバーまでの高さは約110センチあったが、女児は親が別の子どものおむつを換えようと目を離したすきにいじり、手首やひじに熱湯を浴びたという。メーカーや商品名は明らかにしていないが、約7800台が販売されているという。
ウオーターサーバーは、家庭などにレンタルで広がる一方、幼児のやけど事故が2007年7月以降、兵庫県などで他に2件起きている。
レバーは工夫されているものの、十分でないとの声も
また、ウオーターサーバーは、幼児などがいじった場合も出にくいよう、レバーが簡単に押せ、お湯が出るタイプと、一定の手順がないとお湯が出ないものとあるのが一般的。ただ、工夫はされているものの、十分でないとの声もある。
べビールームという設置場所を考えると、お湯が出にくいタイプのレバーがつけられていたと思われるが、このショッピングセンターに設置されていたのが、そのようなタイプだったかは不明。
消費者庁