東京ドーム428個分の未利用地
屋上緑化事業などを手がける東邦レオ㈱は首都圏未利用地などを取り込んだ「貸し菜園」事業を開始、3年間で100ヶ所の運営を目標に事業を展開していく。
東京23区内に利用されないまま放置された土地がどのくらいあるかご存知ですか?
東京都の調査によれば、「東京ドーム428個分」(H18年度版)にもなるんだそうです。
余りにも広大過ぎて想像も及ばないものの、それだけ活かされていない資産があるということですね。
土地は利用していなくても所有していれば「固定資産税」「都市計画税」などの税金が課されます。また限りある資産を有効に活用することは、社会に有形無形の利益をもたらすことにもつながります。
また特に首都圏にあっては庭がない家庭も多く、多くはプランターやベランダ菜園を楽しむ程度に終わっていることでしょう。
この2つを結びつけ、利用されていない土地を「緑の菜園へ」、「未利用地緑化ミッション」と呼べそうな事業が始まります。
30年間積み重ねた屋上緑化の技術を活かす!
もともと建設資材を手がけていたことから、保水保湿に優れた土を開発した同社は屋上緑化事業を推進、2009年には屋上緑化に水辺を再現、この「
クールパレットシステム」がエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞を受賞しています。
この技術を「貸し菜園」に活かすと共に、「野菜作りのアドバイス」「コミュニケーションを生むイベント」「菜園間の情報交換」「農具の貸し出し、利用しやすい施設作り」など、初心者でも手が出しやすいサービスが予定されています。
現在同社は「貸し菜園」第1号を東京近郊に準備中、3月中に募集を開始、5月初旬にはオープンしたいということのようです。
「菜園」を中心に人と地球と食、環境へとつながりの輪が広がる・・・楽しみながら、その輪に参加することができる。
この「ミッション」は野菜だけではなく、見えない喜びや楽しみも生み出してくれそうです。
(編集部 環境草紙)
東邦レオ株式会社プレスリリース