「いっしょにあったまろう」という考え
CO2等の排出量を2020年までに25%削減しようという目標のために、環境省とDESIGN ASSOCIATION NPOがデザインアワードを共同開催した。
この試みは初めてだが、そのテーマは「ウォームシェア・スペース~いっしょにあったまろう~」というもの。
具体的なコンセプトとしては、便利になった世の中で、冬の間必要以上に暖房をつけてしまう習慣を改善させるために、気付いたら人が集まっていて温かさをシェアできる、という「
新しい人間空間」である。
募集対象としては、プロ・アマ問わず広くデザイナーに募集をかけた。その反応は大きく、想像以上の407件もの応募が集まった。
受賞作品が決定!
「Low Carbon Life-design Award 2009 表彰式」が2月1日に行われ、受賞者および受賞作品が発表された。
グランプリ(環境大臣賞)は金沢工業大学の院生と准教授だった。自然のエネルギーが活用できるような構造を利用し、さらには人々が集まりぬくもりや温かさを分かち合えるようなデザインとなっている。
多くの応募者が作品を創作したわけだが、受賞作品として選ばれることよりも、エコを考えるだけでなく、「人と人とのつながりが地球を守ることに密接しているのだ」という考えを持って取り組んだことが何よりの財産である。
デザインというより、もはや地球を見直すための知恵なのではないだろうか。
政府広報オンライン
http://www.gov-online.go.jp/closeup/20100118.htmlLow Carbon Life-design Award 2009
http://www.team-6.jp/design-award2009/