エコモット株式会社は、子会社である株式会社GRIFFYが衛星通信ブロードバンド「STARLINK BUSINESS」やモバイル通信網を起点とする高速ネットワークの拡張を可能とする、建設現場向けの屋外用無線伝送装置「Gウェーブ」のレンタル提供を、3月より開始したと発表した。
通信環境のない屋外環境において、無線LANの構築を可能に
屋外用無線伝送装置「Gウェーブ」は、通信環境のない屋外環境において、無線LANの構築を可能とする。
起点となるインターネット回線として衛星回線、光回線、LTE回線を選択でき、無線Wi-Fiアクセスポイントを組み合わせることにより、建設中のトンネルや山間部での砂防堰堤工事など通信不感地帯での工事において、ユーザーが必要とするエリア内での無線ネットワークを構築する。
衛星通信ブロードバンド「STARLINK BUSINESS」がもたらす高性能なネットワークを拡張することが可能であるため、GRIFFYが提供するミルモット、クラウドロガー、おんどロイド等の各種サービスが、建設DX技術を導入しにくい通信不感地帯でも遜色無く利用できる。
これまで受注生産による販売のみの取扱いとしていたが、費用や工程の削減に大きく貢献するといった高い評価を得たことから、技術開発を進め、今年3月よりレンタルでの提供を開始した。
(坂土直隆)