国産ドローンメーカーVFR株式会社と、情報機器レンタル・販売などを行うキッセイコムテック株式会社は、国産ドローン「SOTEN(蒼天)」のレンタル事業を開始する。
様々なシーンで活躍できるドローンをレンタル
産業用ドローンの活用が、点検・物流等のシーンで急増するなか、政府機関による国産ドローン推奨の動きが進んでいる。また、経済産業省は、2022年度には有人地帯での補助者なし目視外飛行(Level4)の実現を目標として、打ち出した。
そこで、より多くのニーズに対応するべく、両社はドローンのレンタル事業を開始することになった。
SOTEN(蒼天)は、株式会社ACSLが開発した国産の産業用ドローン。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「安全安心なドローン基盤技術開発」事業に採択され、量産化に成功した。小型機初のカメラワンタッチ切り替え方式により、様々なシーンで活躍できるドローンだ。
レンタルは、さまざまなハードウェアのレンタル事業を展開するキッセイコムテックの機材に「SOTEN(蒼天)」が加わる予定。10日間までの貸し出しを88,000円(税別)とし、急なニーズにも対応すべく、最速出荷サービスへも対応予定だ。
今後は、「SOTEN(蒼天)」以外のドローン機体、「SOTEN(蒼天)」をバーチャル上に再現し、操縦訓練を可能とする「SOTENバーチャルトレーナー」についてもレンタルを予定しているという。
(坂土直隆)