オトバンクが図書館向けのオーディオブック貸し出し事業を開始
株式会社オトバンクは、大日本印刷株式会社と共同で図書館向けのオーディオブックレンタル事業を開始することを発表した。
オーディオブックとは「耳で読む本」。すなわち書籍や講演会の内容を音声化したものだ。日本では目の不自由な人々や高齢者へのバリアフリーの一面がクローズアップされがちだが、アメリカでは通勤内の車内でオーディオブックを楽しむなど、慣れ親しんだ文化として根付いている。
貸出期間中は手持ちの端末からいつでも聞ける
現在、オトバンクではオーディオブックのダウンロード配信を行っているが、図書館への導入が進めば「本を音声で聞く」という選択肢が新たに増え、図書館利用者の満足度工場にもつながると期待されている。利用者は、図書館で電子図書館の利用登録を行うことで、図書館に行かなくても蔵書の中からオーディオブックを借りることができる。貸出期間中ならばPCやスマホから音源データを何度でも聞くことができる。
7月2~5日に開催される東京国際ブックフェア会場内の大日本印刷株式会社ブースでは、実際の端末を利用したデモンストレーションも実施。今秋以降、大日本印刷株式会社が電子図書館を提供している公共図書館にて導入を進めていく予定だ。誰もが、本を「耳」で楽しむ時代がそこまでやってきているのかもしれない。
オトバンク
http://www.otobank.co.jp/オトバンク プレスリリース
http://www.otobank.co.jp/top/library_press.pdf