雨の街松江市で広がる 松江だんだんシェア傘
松江城、玉造温泉、八重垣神社。古くからの街並みやパワースポットで最近人気の観光地である島根県松江市。この街は古くから突然の雨が多い地域としても知られており、「弁当忘れても傘忘れるな」と地元の言葉があるほどだ。
「松江だんだんシェア傘プロジェクト」は突然の雨に降られて、手持ちの傘が無いときに、観光客、松江市民問わず自由に使える傘を市内各所に配置している。利用の際は、専用の傘立てから傘を借り、使い終わったらまた専用の傘立てに傘を返すシステムだ。返すのは借りた場所でなくても構わないとのこと。
スマホで近くの傘立てを検索して利用
松江市内の公共施設、飲食店、スーパーなどに専用の傘立てを配置。バスやタクシーでも借りられるところも増えてきている。どこに傘があるかは、パソコンやスマートフォンの地図から検索できるため、急に雨に降られてもすぐに検索して利用することができる。傘の本数が少ない傘立てがあったら多い傘立てから利用者同士で移動しあうことも勧めている。
「だんだん」とは松江の言葉で「ありがとう」という意味。使ってごしてだんだん、返してごしてだんだん(使っていただいてありがとう、返していただいてありがとう)の気持ちで、地域や観光客の思いやりで広がる傘の輪。だんだんシェア傘で松江の雨も少し楽しみになりそうだ。
松江だんだんシェア傘プロジェクト
http://www.machi-s.com/mdsk/