阪神電気鉄道株式会社は神戸市及び株式会社Nature Innovation Groupとの間で、「シェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業に関する三者連携協定」を締結し、傘シェアリングサービス「アイカサ」を、阪神線の39駅・49か所で導入する。
1日70円で傘をレンタル
「アイカサ」は、1日70円で傘をレンタルし、「アイカサ」の傘立てであれば、どの傘立てでも返却が可能なシェアリングサービスで、関西では初めての導入となる。
同社では、2016年から、沿線活性化プロモーションシンボル「“たいせつ”がギュッと。」がプリントされたビニール傘「みんなの傘」を3駅に設置しているが、より多くのユーザーの利便性の向上と、短期間での廃棄が多いビニール傘などの傘の廃棄物削減に向けた検討を行ってきた。
また、神戸市は、地域活性化などのまちづくりに向けた課題解決に向け、雨天時の経済活動の促進などにつながる傘のシェアリングサービスの有効性を検討してきた。
今回、共同でシェアリング傘サービスを導入することで一致し、NIGを含めた3者で、「シェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業」を共同で実施することとし、協定の締結に至ったもの。
今回の実証事業では、阪神電鉄管理の49駅中の39駅のほか、神戸市内の各所に傘立てを設置。新たに制作する「“たいせつ”がギュッと。」のマークや神戸市の都心・三宮の再整備に関するロゴマークなどがデザインされた傘を配置する。 (慶尾六郎)