"P2P型の不動産クラウドファンディングサービス"「クラウドリアルティ」を運営するクラウドリアルティは、ワークスペースのシェアサービスを提供する株式会社スペイシーが東京都千代田区で新しくワークスペースを開発・運営する「ワークスペース創出プロジェクト」の募集告知を開始した。
ワークスペースを貸したい人と借りたい人をつなげる
スペイシーが行うP2P型によるシェアサービスでは、ワークスペースを貸したい人と借りたい人をつなげることを実現しているという。
価格も安く、1時間500円程度からワークスペースを借りることができる。また、スマートフォンなどで直前予約もできるユーザー体験も提供している。
すでにワークスペースの登録数は5,000物件を超え、会員数は16万人を突破した(2018年11月時点)。延べ利用者数は約300万人(2018年11月時点)、月間予約申込数も2万件を越えた(2018年10月時点)。月間予約申込数は前年同月比で約45.7%増の成長をしているという。
こうしたニーズの高まりを受けて、クラウドリアルティとスペイシーは、ワークスペースをもっと増やすべくプロジェクトを開始した。
遊休スペースの再生、有効活用を目指す
このプロジェクトは、スペイシーが東京都千代田区神田小川町でワークスペースの開発・運営を行うための初期費用などに充当する資金の調達を目的としており、対象となる遊休スペースの再生、有効活用を目指す。
対象となる物件のビルオーナーはクラウドリアルティとスペイシー両社の共通の株主である三菱地所株式会社。
クラウドリアルティは株主である三菱地所株式会社と不動産プロジェクトや新規プロジェクトの開拓など事業シナジーを生み出すための協働を進めてきた。
このプロジェクトも新たな不動産の価値創造に取り組む3社が協働して考案・開発したもの。本プロジェクトをはじめとして、今後も3社で協業し、さらなる価値の創出を目指すとしている。 (慶尾六郎)