長屋15戸を再生 空村(そらむら)プロジェクト
愛知県津島市にある300坪の広大な敷地にある築80年の誰も住んでいない長屋。この空き家となった長屋15戸を再生し、もう一度人が集まる村を作るプロジェクトが進んでいる。
この「空村(そらむら)」と名付けられたプロジェクトは、オーナーが東京に住んでおり、物件が大きすぎて改修も困難で、毎年維持管理費のみがかかっている物件を舞台に開始される。最初の住人となるのは、来年の4月に移住するアーティスト2人。彼らは直した家を作品として、芸術の祭典「トリエンナーレ」への出店を目指すとのこと。ほかにも、アトリエ、カフェ、美容院、シェアハウスなど様々な用途も考えられている。
空村ツアーも開催 空き家の再生への第一歩となるか
2月28日~3月1日には、空村ツアーも開催。観光をはじめ空村への移住や現地での就職を考えている人を対象に、現地見学会を予定しているとのこと。
現在、日本にある空き家は実に820万戸。新築の建物が増える一方で、地方では空き家が増えている現実がある。空村プロジェクトはそんな古い物件を再び有効利用し、人とのつながりも復活させる一つの事例として注目されている。古い長屋が、アートをはじめとした文化の発信地となる日はそう遠くない。
(画像はプレスリリースより)
空村プロジェクト
http://social-artist-village.org/project/community#soramuraプレスリリース(Value Press!)
http://www.value-press.com/pressrelease/137588