株式会社ローンディールは、三菱重工業株式会社に対して、人材が元の組織に在籍しながら、期間を定めて他社で働く仕組みである「レンタル移籍」を提供開始した。7月から1名、10月から1名の合計2名が、ベンチャー企業での業務を開始する。
「民間機セグメント」にて、トライアル導入
今回は、三菱重工全事業ドメインのうち、世界有数の航空機メーカーに主要構造である胴体や主翼・扉などを供給する「民間機セグメント」にて、トライアル導入された。
同部署は現在、新型コロナウイルスの影響による事業環境の一時的な悪化を背景に、回復そして長期的な成長に向け、事業創出および変革を推進するリーダー育成を強化している。
レンタル移籍を通して、自社とは異なる価値観や組織風土に触れ、変化の激しい事業環境における事業開発を経験することで、社内変革を促すマネジメントやリーダーシップを発揮できる人材に成長することが期待されている。
ローンディールの「レンタル移籍」は、研修・出向などの企業間契約に基づいて、イノベーション人材・次世代リーダー育成に取り組む大企業と、事業開発力を強化したいベンチャー企業をマッチングしている。
今年7月現在、導入企業はトヨタ自動車・経済産業省・NTT西日本など大企業63社、205名。受入企業として543社のベンチャー企業が登録している。
(坂土直隆)