シェアサイクルサービス「チャリチャリ」を運営するneuet株式会社は、東和不動産株式会社が所有・管理する桜通豊田ビル(名古屋市中村区名駅4丁目5−28)に、チャリチャリのポートを開設した。
今後、名古屋駅を中心とした回遊性の向上に向け、取り組みを強化していく方針。
総合設計制度上の種別変更申請を行い、ポート設置が可能に
チャリチャリが展開する名古屋市内のエリアでは、新たなオフィスゾーンとして成長する名古屋駅周辺と、長く名古屋の商業・繁華街として栄えてきた栄・矢場町が道路・地下鉄・バスで結ばれる東西の二つの大きなまちづくりが進んでいる。
シェアサイクル設置による駅周辺の回遊性の向上が期待される一方で、ポートの設置に関しては、高層ビル周辺の土地は公開空地であることが多く、ポート設置の障壁となっていた。
今回、名古屋駅前エリアの活性化を目指した取り組みとして桜通豊田ビルにおける総合設計制度上の種別変更申請を行うことで、規定容積率内での空きスペースへのポート設置が可能となった。
「Charichari(チャリチャリ)」は、スマートフォンアプリで専用の赤い自転車の鍵をあけ、かんたんに利用できるシェアサイクルサービス。ベーシックは1分6円、電動アシスト自転車は1分15円で利用でき、乗りたいときにすぐ利用できる体験の提供を目指す。
(慶尾六郎)