不安を解消するために
福島市では、福島第一原発事故後の放射線への健康被害への不安を解消するため、10月17日から個人への簡易放射線測定器の貸し出しをおこなっている。市内に住所を有する人は放射線測定器を借りることができる。
貸し出し期間は1回につき、午前10時から翌日午前9時までの1日間となっている。翌日が休日などの場合は、その翌日までとなり、年末年始は休止となる。
「放射能が怖い」という声を受けて
10月18日には、福島市は2年後に市内全域の空間放射線量を毎時1マイクロシーベルト以下にすることを目標に、除染作業を開始した。
福島市は9月にも「ふるさと除染計画」を策定している。これは、毎時2.5マイクロシーベルト以上の住宅は福島市が除染を実施することが骨子となっている。
この数値より線量が低い場合は、住民と市が協力して除染するとしているが、危険な場所は市が実施するとしている。
野田佳彦首相も除染作業を視察するなど、注目が高まる福島市の除染。不安解消へ向け、前進を続けている。
・簡易放射線測定器の個人貸し出しをおこなっています | 福島市震災関連情報サイト
http://shinsai.city.fukushima.fukushima.jp/?p=12758