VHSからDVDへ そしてブルーレイ到来
昨今はどの商品も売り上げが低迷しており、どこの業界でも不振は続いている。2009年現在、10月中ごろ、
日本映像ソフト協会JVAからビデオレンタル店の統計が発表された。DVDがそのシェアをほとんど占めているが、DVD、VHS、共に2008年以降、始めて売り上げが減少へと転じた。その一方でブルーレイ、BDは業績を伸ばしている。
月別平均売り上げでは、DVDが552.1万円、BDは3.7万円、VHSでは8.3万円、となっている。この統計を見て、飲食店の売り上げが思いついたが、月に500万円は小規模な飲食店でもありうる額である。あらゆる観点から見て、市場が落ち込んでいるのは残念な結果だ。年別ではVHSは前年比91.3%の557万円、DVDでは前年比と大きくは変わらず、BD、ブルーレイは売り上げをどんどん伸ばしている。
BDは前年25.3%から68.2パーセントと平均的にもかなり高い数字になっている。値下げ競争が盛んになり売り上げ平均が下がったのも確かだろう。
ツタヤ、
ゲオの宅配レンタルなどの市場が活性化する中、ビデオレンタル店の孤立化が懸念されるところだ。だが、この厳しい自体でも、作品に対しての思いが大きくは変わらない事実に共感する。