公募で選定
太陽光発電事業者に公共施設の屋根を「屋根貸し」事業として提供すると、2013年8月5日に、鎌倉市が市長定例会見で明らかにした。
いくつかの条件から、今回の募集が決まった鎌倉市の公共施設は、小坂小学校、植木小学校、手広中学校、岩瀬中学校の4校で、事業者の募集は公募で行われ、応募は9月12日までとのこと。
応募には条件がある
事業者が、応募する際に、災害時などの停電時に、市への電力無償提供と、非常時に、発電した電力を効果的に使用するための、蓄電池などを設置すること、「環境教育に資する提案」を盛り込みが条件となっている。
プロポーザル方式で業者の選定が行われ、提案は1校でも複数校まとめての提案でも可能となっており、許可期間は20年で、1平方メートルあたり年額100円以上の使用料とのこと。
4校の屋上は、合計4630平方メートルの面積で、その内、パネルの面積に充てることができるのは1800平方メートル程度で、27万kWhほどが、年間の発電量になるという。
神奈川県の導入実績は3自治体、49施設
スタートした2012年7月より、全国的に、電力を電力会社が買い取る「固定価格買取制度」の導入が進んでおり、神奈川県内で実施しているのは、神奈川県・横須賀市・小田原市の3自治体となっている。
神奈川県が、事業を開始した昨年6月よりこれまでに、40施設、横須賀市は6施設、小田原市は3施設に、それぞれパネルが設置されている。
鎌倉市 市長定例記者会見
http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kisya/data/