隣に誰が住んでいるか、よく分からないのが現状
「隣人は傷つかない」のメロディーが頭から離れない私ですが、隣人についての情報をある程度把握しているか?と聞かれたら、縁が薄いことが間違いないと言い切れてしまうだろう。「ちょっとお醤油貸して~」なんて言うことは、稀であり、ありえないことなのだろう。
今やTwitterやFacebookで何かしらの話題を共有していて、地球の反対側の人とのコミュニケーションが盛んになっている事も事実だろう。そして、隣近所という現実的な関係とは、疎遠になっている事もまた事実だろう。
そうしたところに目をつけた米国のコミュニティサイト「Nextdoor」は、ご近所のソーシャルネットワークを構築し、強盗の逮捕、水の汚染の調査、駐車メーター設置の阻止、ハシゴやグリルの貸し借り、ベビーシッターの推薦、地元の動画のアップロードといったことで活用されている。
ここでの結びつきは、友達という関係性ではなく、もっと焦点を絞った仲間意識の高い繋がりだと、コミュニティを立ち上げたトリア氏は話した。
(Nextdoor 紹介動画)
具体的なアクションに弱いFacebook
さらに、米国の小規模コミュニティー向け掲示板「Topix」では、ゴミ処理場新設の反対が行われたりと、具体的な改革が行われているようだ。
ある種、団結力みたいなものが生まれやすく、具体的なアクションを起こせる実用的なソーシャルネットワークなのだろう。
今現在でも、「Nextdoor」に関しては、着々とコミュニティが増え、ゆくゆくは、米国だけで20万コミュニティーまで成長出来ると考えられている程だ。
隣人との関係性を、なにかしら持ちたいという方が多いのが頷ける結果だろう。
メモ 確かに、近所で起こる問題を共有できるのは、他でもない隣人であるだろう。そして団結しようと手を取るべきなのもまた、隣人なのだろう。
WIRED.jp
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