旧知事室部分はポール・ボキューズに
石川県は、旧県庁舎を改築した「石川県政記念しいのき迎賓館」(金沢市広坂2丁目)を2010年4月10日にオープンした。
大正13年(1924)に建築された県庁舎は、老朽化により郊外に移転。残された旧庁舎を、総合観光案内や、レストラン・カフェ、会議室、ギャラリーなどの施設として利用すべく、歴史的意匠が残る玄関ホールや中央階段などの正面部分はそのまま活かし、反対面は全面ガラス張りの現代的なデザイン建築にリニューアル。樹齢約300年の“堂形のシイノキ”もそのまま保存、旧庁舎の面影を残している。
公共施設を賢くレンタル
延床面積は約4,900平方メートル。免震構造を採用しており、来館者は免震装置の見学も出来る。また、併設されたガーデンルームやセミナールーム、ギャラリー等は、貸施設として一般での利用も可能。
ガーデンルームではケータリングによる飲食も出来る。旧庁舎の一室であった、大正建築のクラシックな空間が身近に味わえる。
予約手順には各書式が必要、すぐ借りられるお手軽さはないが、ここぞという時の「晴れの場」として、リッチな気分を味わうのもいいかも?
石川県政記念 しいのき迎賓館
http://www.shiinoki-geihinkan.jp/