ジブリ最新作の企画エピソード
2010年夏、スタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』が公開される。
ストーリーは、体長15センチの小さなアリエッティ一家が、人間が住む家の床下で、さまざまな生活品をこっそり借りて暮らしていたが、彼らの掟は「決して人間に見られてはいけない」こと。だが、その家に引越してきた男の子に姿を見られてしまう・・・
そして、この作品のタイトルにある「借りぐらし」には、作品を企画した宮崎駿さんが考える、ちょっとした意味がある。
タイトルを変更したのは今の時代が背景
プロデューサーの鈴木敏夫さんによると、宮崎さんがこの企画をやろうと言いだしたのは、2008年初夏だった。しかもタイトルは最初、メアリー・ノートンの児童文学『床下の小人たち』を原作とした「小さなアリエッティ」だった。
しかし、今、なぜこの企画なのか、と鈴木さんが質問すると、宮崎さんは、この話の中に登場する「借りぐらし」という設定が、大衆消費時代が終わりかけている、今の時代にピッタリだ、ものを買うんじゃなくて借りてくるという発想は、不景気もあるけど、時代がそうなってきたことの証、と説明したとのことだと、公式サイトなどに掲載されている。
『借りぐらしのアリエッティ』は、7月17日、全国東宝系ロードショーで公開予定。
(minastirith 執筆)
借りぐらしのアリエッティ 公式サイト<a href=" http://www.karigurashi.jp/index.html" target="_blank">
http://www.karigurashi.jp/index.html</a>