株式会社陽報およびTouch株式会社は連携し、愛媛県松山市の市民や観光目的来訪者の利便性向上を目指し世界初となるマルチ決済対応型シェアサイクルサービスを10月25日よりサービスリリースしている。
訪日観光客をの快適に周遊するための二次交通の充実へ
近年、全国的に訪日観光客が増加しており、地方に多くの訪日観光客を呼び込むことで地方創生に注力する中、多くの地方では観光地へのアクセスに時間がかかる、運行本数が少ない、などといった快適に周遊するための二次交通の充実が課題となっている。
松山市でもこうした二次交通の課題が生じており、観光客にとって快適な周遊の手段が求められている。
そこで、導入が容易であり、観光客にとって周遊の自由度が高く、市民にとっても日常の交通手段ともなるシェアサイクルを軸にして、観光振興や地域活性化を目指すべく、より高い利便性を提供する世界初のシェアバイクサービスおよびサービスプラットフォームの提供を開始した。
■実証実験の概要
市内5ヶ所(数は順次増加の予定)に駐輪ポートを設け、10月25日から実験的に運用を開始した。
陽報が提供するシェアサイクルサービス「Let’s BIKE」自転車の設置、保守、配車および修理などを行う。
Touchは、世界初の実装となるマルチ決済対応型スマートキーの供給および運用、シェアサイクルの利用データを分析し、得られた結果から、観光政策に寄与するデータを松山市に提供する。
実証期間は、2019年10月25日〜2025年7月31日を予定。 (慶尾六郎)