JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するCVCのJR東日本スタートアップ株式会社と傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group(アイカサ)は、駅を活用した傘のシェアリングビジネスの創出に向け、資本業務提携することで合意した。
利用ニーズが高い駅に傘のシェリングスポットを設置
JR東日本グループでは、ユーザーニーズに合わせたサービスを提供し、駅や駅周辺の魅力と価値の向上に取り組んでいる。
一方で、アイカサは、傘のシェアリングサービスを展開しており、傘立ての設置スペースを確保するだけで、1日単位の貸し出しサービスを実現する。
6月12日より上野駅、御徒町駅での傘シェアリングの実証実験を開始しており、多くの人が利用する駅や駅ビルは傘のニーズが高く、こうしたシェアリングサービスに親和性を感じるとともに、駅利用者の傘を持ち歩く負担や置き忘れの解消につながる可能性を感じ、本格的な事業化に向けて業務提携に至った。
同時に、JR東日本スタートアッププログラム2018の採択企業である株式会社TBMと協業し、再生可能素材「LIMEX」を使った傘との連携などを行っている。 (慶尾六郎)