東京ミッドタウン内の茶室「玄鳥庵」
六本木・東京ミッドタウン内にある、サントリー美術館。「生活の中の美」をテーマに、絵画、陶磁、漆工、ガラス、染織などの作品約3,000点を収蔵している。
その美術館の中にある茶室「玄鳥庵」は、裏千家十四代家元淡々斎宗匠により命名され、1961年に丸の内にサントリー美術館が創設された時に設けられたもの。その名は丸の内、赤坂見附、そして六本木・東京ミッドタウンへと引き継がれている。赤坂見附から移転した茶室は、柱・襖・天井などは旧部材を使用し、八畳の広間を増設するとともに、立礼席の意匠を隈研吾氏のデザインで改装した。
都会の中の静寂 50名までの貸し切り利用が可能
この「玄鳥庵」は、美術館の展覧会開催日の金・土・日・月曜日に限り、貸し切りで利用することができる。対象施設は、小間、八帖席、立礼席、水屋、テラスで、利用人数は50名まで。利用時間は10時~16時、料金は100,000円となっている。
東京ミッドタウンの高層ビルを借景とした、都市の中の静寂な空間。隔週木曜日には、1日限定50名で点茶も行っているとのこと。ゆっくりとした時間が流れる茶室は、都会の中の穴場と言えそうだ。
玄鳥庵 サントリー美術館
http://www.suntory.co.jp/sma/rental/?fromid=leftnavi