「被爆した瓦」を学校向にレンタル開始

広島平和記念資料館は、10月1日付の同館メールマガジンで、平和学習セットと「サダコと折り鶴ポスター(A2判)」の貸し出しを開始すると発表した。

学校に貸し出される「平和学習セット」は、平和学習や修学旅行の事前学習のための教材として活用できるもので、プレゼンテーション用データ（CD-R）と小学生用、中・高校生用のシナリオ、被爆した瓦、被爆者の体験を収録したDVD、広島平和記念資料館を紹介したDVDなど、充実した内容となっている。送料は申込者が往復負担する。


ポスターは、2歳で被爆し、10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子さんの一生を通じて原爆の被害と平和の大切さを伝えるもの。

佐々木禎子さんは、中学校の体育の先生になる夢を持ちながら、病に倒れてからは入院中に折り鶴を折っていた。

広島平和記念資料館では、他にも、原爆展の開催や平和学習に活用できるポスターやパネル、絵、ビデオ、絵本をはじめとする被爆資料を全国の学校や自治体、各種平和団体などの非営利団体に貸し出している。これらの資料を通じて、あらためて平和について考えたい。

問い合わせ先は、平和記念資料館啓発担当。




・広島平和記念資料館WEB SITE
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/
・原爆展・平和学習用資料の貸出（同上）
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/virtual/VirtualMuseum_j/tour/tour_std.html#std03