トイレシェアリングって?
NPO法人Checkは三重県四日市地区にて行っている
「トイレシェアリング・プロジェクト」について独自のアンケート調査を実施した結果、地域に対して
推計で約3000万円の経済価値を創出すると発表した。
「トイレシェアリング・プロジェクト」は四日市市・菰野町・朝日町・川越町の1市3町とNPO法人Checkが地域のイメージアップ事業として2012年3月より行っている。地域の事業者や自治体が多機能トイレを貸し出し、地域全体でトイレ情報を共有するトイレシェアリングを通じて、誰もが暮らしやすい街作りの推進を目的としている。
アンケートの方法
アンケートは2013年5月に株式会社公共経営・社会戦略研究所の協力で行われ、トイレシェアリングの認知度やトイレ情報を得ることにより、外出の頻度、滞在時間、支出額の変化に関して1市3町の任意の世帯から回答を集めた。このアンケート結果から、プロジェクト実施の効果を外出のための支出額の増分として推計した。
今回の推計値は1市3町に対するものだが、都道府県や日本全体で推計するとトイレシェアリングが社会に与える影響や経済波及効果は計り知れないのではないかとCheckでは考えている。
目指すは皆が安心して外出できる社会
Checkでは全国の多機能トイレに関する情報を共有するサービス「
Check A Toilet」を運営し、大手地図サービスやカーナビとのデータ連係をしている。
多機能トイレ情報で誰もが気兼ねなく外出できる社会を目指していくこの団体の今後の活動に期待したい。
トイレシェアリング
http://toiletsharing.com/NPO法人 Check
http://www.check.or.jp/